ポリPS2版

神曲奏界ポリフォニカ

神曲奏界ポリフォニカ

ワケあって、ポリフォニカPS2版を買う。
ひぐらしあたりと同じ読むだけ。だからか、定価は低い。
とりあえず、試しにやってみた。読むだけだし。
PC版のプロローグ、1〜2話の収録。


原作?GA文庫から出てる奴は1巻だけ読んだ。
PS2GA文庫で社会人として働いている主人公タタラ・フォロンの学生時代の話。
神曲によって精霊を従わせる……契約主と従者的立場。
主人公契約主、ヒロインは何がしかの理由で主人公に惹かれて従者的立場になる。
ヒロインは基本的に鬼強いが、主人公の力では彼女の真のチカラを発揮できない。
おお、ここまでだとFate(士郎とセイバー)じゃないか。
イマイチな主人公、実は秘められた力があるんだよ、だから最強の女の子が味方――
平凡な男の子が読む物語としての今時なのかなあ。


とまあ、要素的なことは置いといて、


超個人的に、主人公の描き方にものすごく興味が湧いた。
なにをやっても真面目すぎて要領が悪く、失敗ばかりする、それでいて弱気で不器用。
最初はそのフォロンのダメっぷりにイライラするのだが、彼が神曲を奏でる理由に気付いてから、ノリと勢いと想いで爆発的に神曲の作成(創作活動)に打ち込む様子がとてもいい。集中力のカケラをわけてくれ(笑

うらやましすぎるほどの集中力と想い、モチベーションの高さ。創作の原点をみせてくれたと勝手に思った。
そんでコーティの差し入れ、『喰え』がキャラのらしさが出てて非常によかった。
あのあたりのシーンからこの物語へのスイッチが入った。
たぶん、この二人を見るために今後、ポリフォニカの赤は読むかもしれない。
フォロンの一途でクソ真面目で不器用な感じと、コーティの傍若無人さと絶大な信頼(ある種のツンデレ)。
星界のジントとラフィールくらい気にいってる。


ただ、演出的に文章が小説っぽいのでTV画面で見ていて、描写とフルボイスが微妙に噛み合ってないような。
ゲーム的演出ならもう少し、違った方法がないのだろうか?
小さなウインドウで描写が長く続くと背景がおんなじなので飽きる。
ADVモノはもう少しなんとかなんないのかなあと再認識。
いやあ、そんなことするとスクリプトうちと絵の量ががえらいたいへんなんだろうけどね。


あー、ちくしょう。
べ、べつにコーティのリボンがネコミミみたいに見えたのがよかったんじゃないんだからね!
正面立ちの絵だとそう見えるんだよ、このドチクショウが。
どうでもいいが、コーティの声はアニメ版の方がよかった。他はどうでもいいが。
というか、アニメ版のコーティの髪の色はひどすぐる。