ローマ人
ローマ人の物語 (3) ― ハンニバル戦記(上) (新潮文庫)
- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/07/01
- メディア: 文庫
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まだハンニバルは出てこない。ハンニバルの父ちゃんが出てくる。
父ちゃんがカルタゴの陸軍率いてシチリア島でローマ相手に互角に戦うも
カルタゴ政府の海軍がローマに屈して敗戦、カルタゴはシチリア島から撤退する。
息子ハンニバルが二十五年後にローマを苦しめることになるのは次の巻。
面白かったのは、
ローマ人は肉をあまり食わない民族だったらしい。
農耕民族だからかもしれないが、小麦→パン、魚類を主に食す。
当時ローマの北に勢力を置いていたケルト(ガリア)人や
ゲルマン人は肉を良く食っていた。腕力ではやはり肉を良く食う
ケルトやゲルマンの方が強かった。
だからといってローマの人々は肉を食って力をつけようとはしなかった。
頑固に小麦が主食だったとある。
だーから、今でもイタリアはパスタとピザの国なんですかね。
それに比べてドイツはソーセージだし。
二千年以上も前から食うものは変わってないのね。